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500文字一本勝負!

「最近はどうなんですか?」と昔ながらの読者よりお尋ねいただきましたので、読書録のオンラインサービス読書メーター内最近の履歴から、お笑い関連ぽいものだけを、取り出してみました。
面白かったものも、あまり肥やしにならなかったものも、取り出しました。
このページをもち、「最近はどうなんですか?」ご回答の一助になるとよいのですが。

別役実のコント検定!―不条理な笑別役実のコント検定!―不条理な笑いのライセンスをあな
『コント教室―不条理な笑いへのレッスン』の続巻。こちらは具体的なコント台本作例。お笑いネタ作り手側としては別役ナンセンス理論を忠実になぞる示唆に富む凡例集になっています。けれど市井の客へこの本のコントを上演しても、ウケるかなぁ。観劇ユーザーってもっと程度の低い下世話なところで笑っているんじゃないかと。
あと別役さんの寸評、いらないです。著者名の冠の都合上、何かひとこと必要だったんだろうね。“別役実・編”ってすればよかったのに。
定吉七番シリーズ(1) 定吉七は定吉七番シリーズ(1) 定吉七は丁稚の番号 (角川文
書き文章・お笑いネタ定番技術のひとつに「固有名詞の過剰な羅列」というのがあります。本書は固有名詞の羅列で笑いを誘った本です。誘った、と過去形にしたのは、すでに固有名詞ネタの賞味期限を過ぎているからです。サーファーや丁稚のいでたちも、ホンダS600も有次包丁も007やフレミングすらも、ラノベとケータイ小説とレッドカーペットが楽しい人たちには、きっと面白くない。
そんなワケでこのシリーズはもはや綾小路きみまろ同様、「年寄が楽しむお笑い」です。
喜劇の手法 笑いのしくみを探る 喜劇の手法 笑いのしくみを探る (集英社新書)
既読感があるので、以前読んだかも。
英仏系古典“喜劇”の一般解題書はとにかく翻訳書が少なく、こういう新書はガイドブックとして有難いです。23のおもな喜劇技法分類と用例を羅列。用例はシェイクスピア、モリエール、ニール・サイモン、グレアム・グリーン、ゴーゴリ、カウフマン、ピンター、チェーホフなど。紙数都合上、ただの羅列以上に得るものは薄いですが、ないよりはてんでマシ。
笑う中国人―毒入り中国ジョーク集笑う中国人―毒入り中国ジョーク集 (文春新書 616
組織に貢献しようとこれっぽっちも思っちゃいない官僚天国・中国の気質が見え隠れし、面白い本です。ふだん見馴れた西洋ルールのジョーク・ユーモア・エスプリとは異なるバカバカしい形式美があります。ロシアン・ジョークの亜流が多少混じっているところを見ると、ビューロクラシー国家は面白いジョークが流布しやすいのかな?
生真面目そうな中国人秘書が「日本人ってボスがいない時でもマジメに働くのね」と口にしたという実話エピソードは、さもありなん。地口ネタが字面だけでそこそこ通じるのも漢字文化圏ならではの強味。
表題で煽るような毒は、別にないです。
笑いの方程式―あのネタはなぜ受け笑いの方程式―あのネタはなぜ受けるのか (DOJIN
学者センセが余興手すさびに書いた、最近のテレビお笑い芸人ネタ羅列本。「方程式」というほどの抽象形式はどこにもなにもありません。分類・用例・口述書き起こし、ともにかなりいい加減です。これはさすがにちと1600円の価値はないかと。借りてさらさらと通読するが吉。
批評理論入門―『フランケンシュタ批評理論入門―『フランケンシュタイン』解剖講義 (中
これ、眉間に皺寄せまことしやかに文芸理解のポーズで読む本ではないのでは?「ポスコロ風に批評するとこうだよね」「新歴史好きの批評屋ならこう書くんでね?」と次々繰り出されるパスティーシュへ「よくできてるじゃん」「んー?これはちょっとイマイチこじつけ臭い」などと微笑みながら楽しむ本ではないかと。たぶん。ちなみに脱構築批評風の箇所、とりわけリキはいってます。
前半の技法分析はロッジ『小説の技巧』の劣化コピー技じゃね?と思いながら読んでいたら、あとがきでネタばらしされてました。
あのチキンはどこへ行ったの? (あのチキンはどこへ行ったの? (アメリカ・コラムニス
アメリカンコラムお家芸のひとつ「こんな小市民でダメダメな私を笑ってくれよ」な王道コラム集。アンディ・ルーニーやジョン・リデルなどを面白いと感じる人なら、楽しめると思います。本国出版社での売り文句は“ウィル・ロジャースよりも風刺がきき、ラッセル・ベイカーより政界に通じ、バックウォルドより凝っている”だそうです。なにそれ?全然違うじゃないの。
ジョーク力養成講座ジョーク力養成講座
本書を読むなら同著者『ユーモア大百科』『ジョーク・ユーモア・エスプリ大辞典』を通読したほうが時間を無駄にしません。ネタ掲載数も『~大百科』『~大辞典』のほうが多いし。本書はこの2冊からいくつか同じネタを転載し、著者ご本人によれば「理論解説したもの」。残念ながら理論てゆーほどのセオリー性も精緻さもありません。ジョークの間に野暮なガイダンスを挿入し、類型分類するのみ。物識りな学者さんが余裕かまし手すさびを垂れ流し。学士の卒論読まされているような。
マンハッタンでラクダを飼う方法 マンハッタンでラクダを飼う方法 (アメリカ・コラムニ
わざわざ地口ネタや駄洒落ネタのコラムを選って翻訳に悪戦苦闘しているような…?言葉を丁寧に選び翻訳しているだけに、くだらない駄洒落に悪戦苦闘された訳者の格闘の傷跡が生々しいです。同じラッセル・ベイカーのお笑いモノ翻訳なら『怒る楽しみ』のほうが、地口ネタを避けたコラム選択で正解です。
輸入モノお笑いテキストの出来の良し悪しって、訳者の語感の良さもさることながら、編集者の取捨選択に拠るところが大きいような気がします。
これは餡パンではないこれは餡パンではない
生真面目な画学生たちがこれでもかこれでもかと突きつけられる現代美術に辟易し、やがて自我崩壊するという、薀蓄の多い筒井康隆みたいな話。スノッブで理屈っぽい笑いが好きなかた向きの小編です。ウディ・アレン『これでおあいこ』やウンベルト・エーコ『文体練習』を面白がるタイプには、楽しめると思います。書き言葉でしか作れない面白さのひとつです。会話がすっごい不自然なのはご愛嬌ですかね。
笑いの力笑いの力
ビッグネームを3人も壇上に上がらせてまで「最近の子供は…」「明治以降の日本人は…」「笑いは健康にいいから…」などお約束のディスカッション議題で終始させなくても、いいんじゃないでしょうか。町の名士と、近所の小うるさい自称インテリじじいと、それによくしゃべる学校のセンセイあたりでも成り立つようなシンポジウム記録。なんだか勿体ないざんす。
プロ直伝 笑いの技術プロ直伝 笑いの技術
ビジネスマン向け・話芸初心者対象のハウツー本。シロートが日常会話内でクスリと笑いをとるには、8つぐらいパターンを覚えておけばいいそうです。無知/勘違い/誇張/天丼/駄洒落/スカシ/時事ネタ/差別、の8つ。全部第1章でざっと説明されています。第2章以降はお好みで通読いただければよいかと思います。芸能プロダクションの著作なので、書き言葉の笑いについてはまったく触れていません、当たり前ですけれど。
繰り返しますが「初心者向け」です。
新明快! 困ったときのベタ辞典 (笑のクスリ)新明快! 困ったときのベタ辞典 (笑のクスリ)
大久保町の決闘―COLLECTOR’S EDITION (ハヤカワ文庫JA)大久保町の決闘―COLLECTOR’S EDITION (ハヤカワ文庫JA)
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